今日は『脂肪腫切除術』。
リンパ生検とほぼ同じ器械を準備しての簡単なOPE。
でも、またしても医師がヤな奴だった。
同期なんか、一度ペアン(皮膚や臓器を掴むモノ)を投げられたらしい。
腕が悪いくせに(神羅の思い込みではなく、勤務員の意見)八つ当たりするのである。
はっきり言って、「アンタ最低」の部類に属される。
自分が優位なくせに、下につく者に八つ当たる人間を、神羅は正直「シリーズ人間のクズ」の一部と認識している。
今日の場合、それはとっても顕著。
OPE中、麻酔の効きが悪く・・・っつーか、注射打ってすぐにOPEを再開するの止めろ。
局所麻酔だって、麻酔が効くまでにタイムラグくらいある。
おかげで患者さんは「痛い、痛い」を連発し、OPE後はげっそりとしていたが。
それすらさておき。
その麻酔が効かないのを、こともあろうにナースの所為にしやがった。
まだ、「器械出すのが遅い!」とか怒鳴られたほうがマシ。
なにせ、神羅はあの医師だけは何を言われても無視と決め込んでいるから。
ま、間違ってないし、時折間違えるし。
しかし、今日のあのセリフは神羅、思わず罵詈雑言口に出すところだった。
「これ(麻酔が入ってる注射器指して)生食(生理食塩水)なんじゃないの?」
ときやがった。
今日はキシロカインっつー麻酔を生食で半分に薄めて使っていたのだ。
医師は器械出しの神羅はおろか、麻酔を準備してくれる外回りナース、神羅のプリセプターまで馬鹿にしたのである。
正直、自分が馬鹿にされても受け流すくらいできる。
しかし、自分が尊敬している人物を馬鹿にされることは自分が馬鹿にされることより腹が立つ。
そーゆー性格なのである。
「ざけんなこのヤロ(以下略)」
と言う代わりに
「1%キシロカインを半分に薄めたものです・・・っ」
ってな感じで低く呟く神羅と先輩ナース。
前にもこの医師、失言したんだよなぁ、別のナースに。
その時は師長にまで言及されたと言うのに、反省してないとは。
お前みたいな奴が病棟の医長やるな、っつーか、むしろ医師辞めろ。
とか思ったり。
心の中では丁寧語・尊敬語・謙譲語を駆使した慇懃無礼な侮辱セリフが渦巻いていたことはココだけの話である。



